山茶始開(つばきはじめてひらく)の意味とスピリチュアルな過ごし方
季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の立冬の時期の初候、七十二候(しちじゅうにこう)の山茶始開(つばきはじめてひらく※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
山茶始開の意味とどんな時期か
山茶始開の意味
山茶始開は、山茶花(つばき)が咲き始める時期を指します。
この時期には、寒さの中で凛とした山茶花の花が開き始め、冬の訪れを告げます。
山茶花は、冬の厳しい寒さの中でも美しく咲く花として知られ、その姿は力強さと優雅さを象徴しています。
冬の静けさの中で咲く山茶花は、季節の移ろいを感じさせるとともに、心に温もりをもたらしてくれます。
山茶始開の時期
山茶始開は、二十四節気の立冬の時期の初候、七十二候の一つで、11月8日~11月11日頃のことです。
山茶始開にちなんだコラム
ツバキとサザンカは似てる?
昔は、ツバキとサザンカは厳密には区別されていなかったようです。 ツバキ油が有名ですが、実はサザンカの実からも油がとれます。女性に例えるなら、西洋の華やかな花々とは異なり、控えめな大和撫子のような存在でしょう。
しかし、じっくり見てみると、この二種類の花たちは、かなり異なる性質を持っていることがわかります。
サザンカは、冬の始まりから寒さが厳しくなる2月頃まで咲きますが、ツバキはその後から春先、4月頃まで咲き続けます。 俳句の季語としても、サザンカは初冬、ツバキは春を象徴する花です。
もしサザンカとツバキを人間と仮定し、その働き方を例えると、サザンカさんは深夜勤、ツバキさんは日勤みたいなところでしょう。二人とも似た色や形のドレスを身に纏っているものの、その働く労力のキツさは全く違います。
ツバキさんの体つきはしっかりとしており、ゴージャスな雰囲気を持っています。 遠くからでもその華やかなオーラが感じられ、絵画や音楽のモデルにされることがよくあります。
反対に、サザンカさんは少し控えめで、時には「ヒメツバキ」や「コツバキ」とも呼ばれ、素朴で儚げな姿が特徴です。
二人の最大の違いは、やはり散り際といえるでしょう。ツバキは花全体が「ポトリ」と落ちます。その潔い散り方は、時には「斬首を考えさせる」として避けられることもありますが、凛としたその姿にはどこか格好良いと思わせる佇まいを感じさせてくれるでしょう。
赤い花が咲くサザンカですが、意外にも「情熱」という花言葉はありません。 それどころか、サザンカの花言葉には「あなたが一番美しい」という謙虚な意味が込められています。サザンカの葉や雌しべには毛が生えており、これがツバキには無い特徴なのです。
ツバキにちなんだことわざ 「椿落つ」
ツバキの花が散る様子を表した言葉で、「潔く散る」「一瞬で落ちる」ことを意味します。ツバキの花は、「斬首」に例えられることがあり、特に武士道精神を連想させる象徴として使われてきました。凛とした姿が逞しいと感じられることもありましたが、逆に縁起が悪いとして庭に植えるのを遠慮することもあったとされています。
サザンカにちなんだことわざ 「サザンカは椿の妹」
サザンカはツバキとよく似ているため、「ツバキの妹」として親しまれています。サザンカの花がツバキよりも小ぶりで可憐であることから、控えめで奥ゆかしい性質を象徴するものとして扱われました。可憐さや優しさを感じさせ、昔から身近な印象を与えてくれます。
山茶始開のスピリチュアルな過ごし方
山茶始開のスピリチュアルな過ごし方は、立冬のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
立冬の魂と繋がるテーマは「少し早いお片付けで魂を癒やす」です。
山茶始開の風景
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編集後記:ヨフィひとこと
ー準備中ー
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