水泉動(しみずあたたかをふくむ)の意味とスピリチュアルな過ごし方
季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の小寒の時期の次候、七十二候(しちじゅうにこう)の水泉動(しみずあたたかをふくむ※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
水泉動の意味とどんな時期か
水泉動の意味
水泉動は、地中の氷が解け始める時期を指します。
この時期には、寒さが和らぎ、地中の凍った水がゆっくりと溶けていく様子が見られます。氷が解けることで、地下の水が再び動き始め、自然界に新たな生命の息吹をもたらします。
水泉動の時期
水泉動は、二十四節気の小寒の時期の次候、七十二候の一つで、1月10日~1月14日頃のことです。
水泉動にちなんだコラム
美しい水泉の龍泉
水泉動は、地中で凍っていた水が溶けて動き出す時期。水資源豊かな日本には、美しい泉が多く、特に岩手県の龍泉洞では冬の安定した水量により幻想的な地底湖が一層際立ちます。
鏡餅と三種の神器
お正月を迎えるために、準備するものといえば、年賀状やおせち料理、お年玉、門松、鏡餅など、多くのものがあります。
その中でも、お正月に飾られる鏡餅は、日本神話に登場する、「三種の神器」に見立てられていて、ここには深い歴史とシンボルが隠されています。
今回は鏡餅について、それぞれの意味や、鏡餅を通じた三種の神器についてもご紹介したいと思います。
1.橙(だいだい)=八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
鏡餅のうえに乗っているのは、橙という果物です。
実が熟しても木から落ちにくく、そのまま次の実がなることから、子孫繁栄の意味を持っています。
このような木の成り立ちから、橙は「代々栄える」の「だいだい」を語源としてつけられたといわれており、縁起物として知られています。
八尺瓊勾玉は、神話で魂の象徴とされているため、それが栄えていくと考えても、末広がりの豊かな光景がイメージできますね。
2. 餅=八咫鏡(やたのかがみ)
餅は、長く伸びて切れないことから「長寿」を意味し、重なった餅は、「福が重なる」「円満に年を重ねる」など、幸せが幾重にもかさなることを表します。
餅が丸いのは、古代の鏡が丸形であったことに由来しています。
当時、鏡は祭具として使われるなど、神様とのつながりが深いものとして知られていました。
そのため、鏡は神聖なものとして神々が宿る場とされ、また自分自身を映し出すための鏡でもあることから、神話では智慧や自己認識の象徴、とされています。
現在にわたって「神様がいらっしゃる場所」という位置づけは変わらず、お正月の間、神様の居場所(依り代)となっています。
3.串柿=草薙の剣(くさなぎのつるぎ)
柿は、家族の和と幸せへの願いが込められており、「喜び幸せが来る=喜来(かき)」ともいわれます。
串を通す数によって意味が変わり、10個の串柿の場合は、「いつもニコニコ(2個2個)、仲睦まじく(中に6個)」、5個の串柿の場合は、「ひとりひとりが(1個1個)、みんな(3個)幸せに」となります。
草薙の剣は神話のなかで、剣で草をなぎはらって難を逃れたことから、守護の象徴とされています。
丸い形が多い鏡餅のなかで、剣に見立てている串柿は唯一真っすぐで、鏡餅全体を守っているように見え、存在感と威厳を漂わせます。
大切だからこそ、家族の幸せを願うことと、家族を守ること、どちらもなくてはならないもの、といえるでしょう。
今回、私たち日本人にとって馴染み深い鏡餅が、三種の神器と密接な関わりがあることをご紹介しました。
鏡餅は、家庭の幸せと繁栄を表すものであり、三種の神器に登場する神具は、守護や神様とつながりなど、それぞれ異なる形で家庭を支えてくれています。
このような背景を知ることで、お正月の間はもちろんのこと、お正月の準備をするにあたっても、今までよりも一層深い理解のもと、有意義な時間になるのではないでしょうか。
水泉動のスピリチュアルな過ごし方
水泉動のスピリチュアルな過ごし方は、小寒のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
小寒の魂と繋がるテーマは「」です。
水泉動の風景
ー準備中-
編集後記:ヨフィひとこと
ー準備中ー
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