2024.09.19

水始涸（みずはじめてかる）の意味とスピリチュアルな過ごし方

ヨフィ

季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。

そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。

この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。

この記事では、二十四節気の秋分の時期の末候、七十二候（しちじゅうにこう）の水始涸（みずはじめてかる※以下かな略）がどんな時期かについて触れていきます。

Contents

水始涸の意味とどんな時期か
水始涸にちなんだコラム
水始涸のスピリチュアルな過ごし方
水始涸の風景
編集後記：ヨフィひとこと
魂と繋がるだけ開運！魂と繋がるパワーストーン無料診断

水始涸の意味とどんな時期か

水始涸の意味

水始涸は、稲の刈り入れのために水を抜いて田んぼを乾かす時期を指します。

この時期には、田んぼの水が抜かれ、稲穂が乾燥していきます。

秋の収穫の準備が本格的に進み、黄金色に輝く稲穂が田んぼ一面に広がる様子は、自然の恵みと豊穣を象徴しています。

収穫を前に、自然とともに感謝の気持ちを育む時期です。

水始涸の時期

水始涸は、二十四節気の秋分の時期の末候、七十二候の一つで、10月3日～10月7日頃のことです。

水始涸にちなんだコラム

稲作の手間ひまと神々への感謝

水始まり涸の頃、田んぼから水がかかって、いよいよ稲刈りの準備が整います。すでに稲刈りを終え、収穫の喜びを味わう地域もあるでしょう。お米は日本人にとって重要なものであり、その作り方には多くの手間ひまがかかっております。

「米」という漢字が「八十八」という文字を組み合わせてできていると言われるように、稲作には驚くほどの作業が必要です。例：田植えをした後もただ稲が育つのを待つだけではありません。水の管理や肥料の散布、台風への備えなど、細やかな気配りが必要です。時期を迎えることができるのです。

このお米をもたらしてくれたのは、古代より神様のおかげだと伝えられています。神話では、天照大御神が孫である瓊瓊杵尊（にぎのみこと）を地上に遣わす際にこの「天孫降臨」のエピソードによって、稲作が神々からの尊い贈り物であると考えられてきました。努力は、勝利への感謝の気持ちなのです。

昔の人々は、無事にお米が成長し、収穫できたのは神様のおかげと感謝し、様々なお祭りを行ってきました。現在でも「神嘗祭（かんなめさい）」や「抜穂祭（ぬき）」「ほさい）」、「初穂曳（はつほびき）」など、収穫を祝うお祭りは各地で続いています。これらのお祭りは、私たちの稲作の恵みに感謝し、自然と調和した暮らしを見つめています改めて大切な機会となっております。