虹蔵不見(にじかくれてみえず)の意味とスピリチュアルな過ごし方
季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の小雪の時期の初候、七十二候(しちじゅうにこう)の虹蔵不見(にじかくれてみえず※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
虹蔵不見の意味とどんな時期か
虹蔵不見の意味
虹蔵不見は、陽の光が弱まり、雨上がりに虹が見えにくくなる時期を指します。
この時期には、日照時間が短くなり、冬の到来を感じさせる空模様が続きます。虹が姿を隠すように消え、季節の移ろいを静かに示しています。
虹蔵不見の時期
虹蔵不見は、二十四節気の小雪の時期の初候、七十二候の一つで、11月22日~11月26日頃のことです。
虹蔵不見にちなんだコラム
新嘗祭
新嘗祭(にいなめさい)は、毎年11月23日に行われ、天皇がその年の新穀を神々に供え、収穫の感謝を捧げる宮中行事です。
現在、11月23日は勤労感謝の日として、国民の休日となっていますが、もともとはこの新嘗祭に由来しています。
新嘗祭の「新」は新穀のことを、「嘗」はお召し上がりいただくことを意味し、別名「しんじょうさい」とも呼ばれています。
この祭りは、古くから続く稲作文化と深く関連しており、日本の神道における重要な儀式のひとつとされています。
起源については、次のような説があります。
日本神話において最高位の神様であり、大地の豊穣を司っている、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本がいつまでも平和で豊かな国であるようにと、孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に日本の国を治めるよう伝え、その際に、自ら作っていた稲を、「人々の食べ物にするように」と授けました。
瓊瓊杵尊はその言葉にしたがって、土地を耕し、稲を育て、豊かな国をつくりました。
古事記によると、「天照大御神が、豊かな稲作ができるように、新嘗祭を行った」とも記されており、このような背景から、新嘗祭は日本の歴史的な祭りの中で、最も古いもののひとつ、といわれています。
奈良時代(8世紀)にはじまり、平安時代には国家行事として確立され、室町時代には一時的に廃止されましたが、江戸時代には復活し、現代にいたっています。
稲作がもたらされて以来、農民たちは豊作を祈願し、また、収穫を祝うために、全国各地で様々な祭りが行われてきました。
そのなかでも、天皇がおこなう新嘗祭は、国家の繁栄と平安を願う、とても重要な意味を持っています。
新嘗祭では、天皇は新しく収穫された米を神々へと奉るために、宮中の神楽殿で、その年にとれた穀物である、「新穀」を捧げる儀式を行います。
また天皇自身も、その年に宮中で育てられた新米をいただいて、今年も無事にこの時期を迎えられたこと、そして大地のめぐみに感謝します。
この儀式には、伝統的な神楽や舞踊をともない、神々へ感謝の気持ちを表すための、とても大切な機会となっています。
日本で生まれ育った私たちには、「食べ物を大切にしよう」という考えが、ごく自然なものとして根付いていますね。
今日まで、そうした教えが伝承されているのは、年に一度の新嘗祭をはじめとして、古くから収穫に感謝する行事が全国で行われ、いつしか風習となって、それぞれの家庭まで広く行き渡ったからに他なりません。
春夏秋冬のなかで、実りをうけとる季節である秋。
食事の際には、時折り、目の前にある食材が、どのような過程を通って並べられているかに思いを馳せて、食べ物へのありがたみを、今いちど噛みしめてみてはいかがでしょうか。
虹蔵不見のスピリチュアルな過ごし方
虹蔵不見のスピリチュアルな過ごし方は、小雪のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
小雪の魂と繋がるテーマは「」です。
虹蔵不見の風景
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編集後記:ヨフィひとこと
ー準備中ー
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