霜止出苗(しもやんでなえいづる)の意味とスピリチュアルな過ごし方

季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の「穀雨」の時期の次候にあたる、
七十二候(しちじゅうにこう)の霜止出苗(しもやんでなえいづる ※以下かな略)が、
どのような自然の変化を示し、私たちにどんな気づきをもたらしてくれるのかについて触れていきます。

霜止出苗の意味とどんな時期か
霜止出苗の意味
霜止出苗は、霜が降りなくなり、稲が元気に成長し始める時期を指します。
この頃には、寒さが和らぎ、稲の苗が力強く育っていく様子が見られます。
霜止出苗の時期
霜止出苗は、二十四節気の穀雨の時期の次候、七十二候の一つで4月25日~4月29日頃のことです。

霜止出苗にちなんだコラム
循環の中で芽吹く、あなたという存在
春の冷え込みもやっとやわらぎ、霜が止んだ大地に、そっと苗が顔を出す。
「霜止出苗(しもやんで なえいづる)」は、そんな自然の優しいタイミングを告げてくれる言葉です。
苗は、ただ勝手に芽を出すわけではなく、
寒さが和らぎ、土が柔らかくなり、太陽の光が届く――
その“今しかない”という瞬間に反応して、ゆっくりと地上に姿を現します。
私たちの魂や感情も、まさにそれと同じ。
冬のような内側の静けさの中でじっと力を蓄えていたものが、
ようやく「今だ」と感じるときがやってきます。
でも、いざ芽を出すとなると、ちょっと怖くなることもあります。
「ちゃんと育てるかな」「風に倒されないかな」って。
それでも、自然界のリズムは私たちにこう伝えてくれます。
大丈夫。あなたも、自然の循環の中にいる。
芽が出るタイミングも、育つスピードも、すべてはその流れの一部。
無理に急がなくても、ちゃんと太陽は昇って、土は温かくなる。
もし今、あなたの中で何かが「芽を出したい」とうずうずしているなら、
それは霜が止み、大地があなたに「もういいよ」と語りかけているサインかもしれません。
怖くても大丈夫。
苗は、最初から稲にはならない。
その芽は、“今のあなた”から生まれた、未来への合図です。

霜止出苗のスピリチュアルな過ごし方
霜止出苗のスピリチュアルな過ごし方は、穀雨のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
穀雨の魂と繋がるテーマは「最適なチューニング」です。

編集後記:ヨフィひとこと

この時期になると、ふわっと漂ってくる「田植えの匂い」。
泥と水が混ざった、なんとも言えないあの香り――
秋田の田舎では、この匂いがあちこちから届いてきます。なんせ、田んぼだらけなので(笑)
小学生の頃、地域の体験学習で「手植えの田植え」をやったことがあるんだけど、
あれ、マジで足抜けなくなるし、腰もやられるし、泥まみれになるしで、
「こんなの毎年やってる農家さんすごすぎ…!」って、幼心に衝撃だったのを覚えてます。
だからこそ、今この匂いを感じると、自然と口に出ちゃうんです。
**「農家さん…マジで頑張れ…!」**って(笑)
田んぼの水の音、風にそよぐ苗、遠くで動くトラクターの音。
その全部が、春から夏へのバトンを渡している感じがして、
自然の営みってやっぱりすごいなぁって思います。
私は相変わらずマイペースだけど、
田植えの匂いを感じると、季節のエネルギーにちょっとだけ背中を押されるような気がします。
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