鱖魚群(さけのうおむらがる)の意味とスピリチュアルな過ごし方
季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の大雪の時期の末候、七十二候(しちじゅうにこう)の鱖魚群(さけのうおむらがる※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
鱖魚群の意味とどんな時期か
鱖魚群の意味
鱖魚群は、サケが産卵のために海から川を遡る時期を指します。
この時期には、サケが群れを成して川を上り、産卵の場所に向かう光景が見られます。鮭のこの行動は、自然の営みの中での重要なイベントであり、季節の変わり目を象徴しています。
鱖魚群の時期
鱖魚群は、二十四節気の大雪の時期の末候、七十二候の一つで、12月17日~12月21日頃のことです。
鱖魚群にちなんだコラム
サケとアイヌ民族
かつて千歳川には秋になると沢山のサケが遡上し、川面から川底に渡ってサケで埋め尽くされていました。縄文時代から千歳に住んでいた人々にとって、サケはとても重要な食べ物となっていたといいます。
その暮らしを受け継ぐアイヌ民族は、サケを「カムイチェプ=神の魚」とし、とても大切に扱い、必要な時に必要な分しか獲らないこととしていました。それは、生態系を破壊しないこと、そして、翌年や未来へと残すようにし、敬意を払うようにしてきたからです。
神の魚=カムイチェプ
アイヌはサケを、神(カムイ)が人間(アイヌ)のために神の国から送ってきてくれた魚だと考えられ、神の魚(カムイチェプ)と呼んだり、本当の食べ物(シぺ)と呼んだといいます。
食糧としては勿論ですが、骨や皮を生活用具にしたり、衣服の一部として加工して利用したり、交易品とされたりしていたようです。
アシリチェプノミ
これはアイヌ語で、アシリ(新しい)、チェプ(魚)、ノミ(祈り)を意味する言葉です。
アシリチェプノミは、秋になってから初めて川を上がってくるサケ(アシリチェプ)を大切に迎え、祭壇(ヌサ)に供えて神(カムイ)に感謝をして、漁の安全祈願や豊漁を祈る儀式。
国によっては、サケやマスを獲ることが禁止されてしまったことにより、この儀式も途絶えてしまったようです。
サケにちなんだエピソード
サケが川を上がってくるのは本能であり、アイヌはサケの魂が再びカムイの世界に帰り、また戻ってくると信じていました。
このことから、魂が無事に天に帰るよう祈りを捧げたそうです。
もしもサケを獲りすぎてしまったら?
アイヌ文化では、サケ(カムイ)を獲りすぎることは、自然や神々とのバランスを乱す行為とみなされていました。もしサケを奪いすぎてしまうようなことがあった場合、彼らはその責任を償わなければなりません。
具体的には、「イオマンテ」という感謝と償いの儀式が行われました。この儀式では、自然や神々に感謝を捧げ、魂の平和を祈ります。誤りを正し、次回からの行動を正す決意を示したようです。
鱖魚群のスピリチュアルな過ごし方
鱖魚群のスピリチュアルな過ごし方は、大雪のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
大雪の魂と繋がるテーマは「」です。
鱖魚群の風景
ー準備中-
編集後記:ヨフィひとこと
ー準備中ー
魂と繋がるだけ開運!魂と繋がるパワーストーン無料診断
「魂と繋がるパワーストーン無料診断」では、今のピンとくる6つの色を選ぶことで、あなたの現在の状態や基本的性格、現在の状態・課題、未来が輝くヒントを、パワーストーンのメッセージから読み解きます。
現在の悩みや未来への目標のヒントを一緒に見つけて、魂と繋がり本質的な開運を共に目指しませんか?