雉始雊(きじはじめてなく)の意味とスピリチュアルな過ごし方
季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の小寒の時期の末候、七十二候(しちじゅうにこう)の雉始雊(きじはじめてなく※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
雉始雊の意味とどんな時期か
雉始雊の意味
雉始雊は、雉が鳴き始める時期を指します。
この時期には、オスの雉がメスの雉を求めて鳴き声が森や野原に響き渡り、春の訪れを知らせてくれます。
雉始雊の時期
雉始雊は、二十四節気の小寒の時期の末候、七十二候の一つで、1月15日~1月19日頃のことです。
雉始雊にちなんだコラム
小正月となまはげ
『雉開始雊(きじはじめてなく)』の時期は、一年で最も寒い大寒を迎えます。15日は小正月とされ各地で祭事が行われますが、特に有名なのは、秋田県男鹿半島のナマハゲではないでしょうか。
ナマハゲは、元々『ナマハギ』とも呼ばれていたようです。この呼称については、地域によって様々な説がありますので、いくつかご紹介してみましょう。
青森県では、「シカタハギ」。
岩手県では、「ナモミタクリ」や「ヒカタタクリ」、「ナゴミタクリ」など。
石川県では、「アマメハギ」や「アマミハギ」。
秋田県では、「ヒガタタクリ」や「ナモミハギ」そして、「ナマハギ」。
これらの呼び方が「ナマハゲ」の別名とされています。
「正月に家々を訪れる神様として知られるナマハゲは、小正月や大晦日の夜に現れる異形の神様です。ナマハゲという名前の由来にはいくつか説がありますが、その一つに「囲炉裏に長くあたりすぎて手足にできる火形(ナモミやアマミ)を剥ぎに来る」というものです。
この『ナモミ剥ぎ』が訛って『ナマハゲ』になったとされ、新年に向けて怠け者を叱り、気を引き締めさせる意味も含まれているとされています。
実は、このナマハゲは東南アジアや南太平洋の島々など、オセアニアに伝わる神話とも繋がりがあるとされているようです。 それは『脱皮によって新しい命を得る』という考え方で、脱皮して若返ることにより、永遠に生きられるとされています。
新年気分もひと段落する小正月。 この機会にお風呂でしっかり垢すりをし、体を洗ってみてはいかがでしょうか。 心の中の古い思い込みも、すっきりと脱ぎ捨てられるかも知れません。
雉
キジと言えば、赤い顔に華やかな姿というのが特徴的な印象ですが、これはオスだけに見られるもので、繁殖期にはその美しい姿を誇示し、メスに求愛しています。
また、キジは自分の縄張りを守るため、『ケーンケーン』という甲高い鳴き声や、バタバタと羽ばたく「ほろうち」を行い、存在をアピールします。この鳴き声と「ほろうち」に由来する言葉が、「けんもほろろ」です。これは、悩み事や相談事に対して不愛想に拒絶する様を意味しています。
メスにはそっけない態度をされるオスのキジですが、他のオスや天敵には勇ましい一面を見せます。自分の縄張りに侵入されたことに気づくと、クチバシで羽をむしったり、飛び蹴りしてしまう勇猛果敢な鳥といえるでしょう。
キジのメスは母性愛が強いことで知られています。その象徴とされるのが『灼熱野の雉夜鶴』という言葉です。これは、子を思う親の深い愛情を表す例えとして使われています。
雉は日本の国鳥
キジが日本の国鳥として選ばれた理由はさまざまありますが、まずは、『古事記』や『日本書紀』に記載があり、日本の固有種であることが理由といえます。桃太郎などの民話に登場して、広く親しまれています。
キジの特徴として、オスは華やかは羽で飛ぶ姿が美しく男性的、メスは例え巣のまわりが燃えていても、身を挺して卵やヒナを守りますので、母性愛と勇気を象徴していることなどから選ばれたとされています。
雉始雊のスピリチュアルな過ごし方
雉始雊のスピリチュアルな過ごし方は、小寒のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
小寒の魂と繋がるテーマは「」です。
雉始雊の風景
ー準備中-
編集後記:ヨフィひとこと
ー準備中ー
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