東風解凍(はるかぜこおりをとく)の意味とスピリチュアルな過ごし方

季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の立春の時期の初候、七十二候(しちじゅうにこう)の東風解凍(はるかぜこおりをとく※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
東風解凍の意味とどんな時期か
東風解凍の意味
東風解凍は、冬に凍った分厚い氷が春風(東風)に吹かれて薄くなり始める時期を指します。
冷たく閉ざされた大地が、優しい春風によって少しずつ解けていく様子は、冬から春への移ろいを感じさせます。
自然界が新たな季節に向けて静かに動き出すこの時期は、春の到来を告げる一歩となり、心に温かさをもたらします。

東風解凍の時期
東風解凍は、二十四節気の立春の時期の初候、七十二候の一つで、2月4日~2月8日頃のことです。
東風解凍にちなんだコラム
東風とは春風のこと
東風(こち)という言葉は、単に東から吹く風を指すのではなく、春を象徴する風の総称です。陰陽五行説では、春は「木」の気を持ち、方位では東に属します。そのため、東から吹く風は、春の訪れを告げる特別な意味を持っていました。
この風は、冬の寒さで閉ざされていた大地を優しく解かし、新しい生命の芽吹きを促します。古くから、東風は自然界にとっての目覚めの合図であり、私たちの心にも希望や新たな始まりをもたらす風として親しまれてきました。

鬼門と春の転換点
陰陽五行説では、季節と方位には深い関係があります。冬は北、春は東とされ、冬から春へと移り変わる節分の時期は、その中間である東北の方角に位置づけられました。
古代の人々は、時間や空間の境目には目に見えないエネルギーの変化があると考えており、そのため東北は「鬼門(きもん)」と呼ばれ、特別な意味を持つ方角とされました。鬼や妖怪、悪霊が出入りすると信じられ、避けるべき場所ともされていました。
しかし、これは恐れるべきものというよりも、変化の兆しを示すサインと捉えることもできます。冬から春へと移り変わるこの時期は、エネルギーが大きく動くタイミング。だからこそ、私たちもこの流れをうまく活かし、心と体を整えて新たな季節の始まりに備えることが大切です。
東風が吹き始めるこの時期、自分の内側の変化にも意識を向け、軽やかに新しい季節を迎えましょう。

東風解凍のスピリチュアルな過ごし方
東風解凍のスピリチュアルな過ごし方は、立春のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
立春の魂と繋がるテーマは「新しい自分へ向かい始める」です。

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