乃東枯(なつかれくさかるる)の意味とスピリチュアルな過ごし方

季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の夏至の時期の初候、七十二候(しちじゅうにこう)の乃東枯(なつかれくさかるる※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
乃東枯の意味とどんな時期か
乃東枯の意味
乃東枯は、紫色の花である靫草(うつぼくさ)が枯れる時期を指します。
この花は冬至に咲く珍しい植物で、季節の移ろいを感じさせる象徴的な存在です。
乃東枯の時期
乃東枯は、二十四節気の夏至の時期の初候、七十二候の一つで、6月21日から6月26日頃のことです。
乃東枯にちなんだコラム
枯れる草の奥に、まだ息づくもの
夏至のころ、ひっそりと姿を消していく草――それが**乃東(なつかれくさ)**です。
この草の正体は、「ウツボグサ(靫草)」という紫の小花を穂状につける植物。
5〜6月に咲き、夏を迎える頃にはすっと姿を引いていきます。
ウツボグサの花は、まるで矢を入れる武士の道具「靫(うつぼ)」のような形をしていることからその名がつきました。
漢字の「乃東(だいとう)」は、中国の古名で、それがやがて日本で「夏枯草(なつかれくさ)」と呼ばれるように。
夏至の七十二候「乃東枯」は、そんな草が枯れ始める様子を伝えています。
🌿
けれどこれは、終わりではありません。
ウツボグサは、花が枯れてからが本番。
その根は、地中で静かに次の季節の力を蓄えます。
これはまるで、
人の魂が“外側の輝き”を一度手放して、内なる静けさに還るプロセスのよう。
感情が枯れたように感じたり、エネルギーが低下するような日もあるかもしれません。
でもそれは、「再生の準備」がはじまった合図かもしれませんね。
🪽小さな気づきの種
わたしの内なる声に、静かに耳をすませてみよう。
見えなくても、変化は確かに進んでいる。
草が静かに枯れるこのとき、
人の心もまた、表の景色を閉じて、
“ほんとうに大切なもの”を思い出していくのかもしれません。
乃東枯のスピリチュアルな過ごし方
乃東枯のスピリチュアルな過ごし方は、乃東枯のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
乃東枯の魂と繋がるテーマは「」です。

編集後記:ヨフィひとこと
夏枯れ草って、名前は知っていても、
実はまだちゃんと見たことがないんです。
それでも、
「咲くときは咲いて、あとは静かに地中で力を蓄える」
というこの草の生き方を知ったとき、
ふと、自分にも似ているかもしれない…と思いました。
私自身、火星が蠍座にあって、
動けるときは一気に集中できるけれど、
そうでないときは、まるで冬眠するように静かになるんです。
0か100、動くか止まるか。
そんな自分のリズムも、
「草のように在る」ことと重ねたら、
少しやさしく受けとめられる気がしました。
あなたの中にも、
咲く時期と、眠る時期があるのかもしれませんね。
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