霞始靆(かすみはじめてたなびく)の意味とスピリチュアルな過ごし方

季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の雨水の時期の次候、七十二候(しちじゅうにこう)の霞始靆(かすみはじめてたなびく※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
霞始靆の意味とどんな時期か
霞始靆の意味
霞始靆は、山が霞を幻想的にまとい始める時期を指します。
この時期には、春の訪れを告げるように、山々が柔らかな霞に包まれ、幻想的な風景が広がります。「霞」は春の季語として知られ、この現象は自然界が春へと移り変わる象徴ともいえます。
霞始靆の時期
霞始靆は、二十四節気の雨水の時期の次候、七十二候の一つで、2月24日~2月28日頃のことです。

霞始靆にちなんだコラム
霞が来る春の情緒と日本人の美意識
霞始靆は、冬の名残をかすかに感じるも、柔らかな春の兆しを迎え頃を表す七十二候のひとつです。
まだ冷たい風が頬をかすめる季節ありますが、遠くの景色が白くぼやけ、まるで幻想のヴェールをとったように見える現象を「霞」と呼ぶことで、私たち春ならではの情緒を感じてきました。
実は「霞」は気象用語ではありません。天気予報で使われることもほとんどなく、同じように遠くが見えにくい現象でも、視程が1キロメートル未満の状態を「霧」、1キロメートル以上10キロメートル未満を「もや」と定義するのが基準である。 これらはいずれも空気中の水蒸気が微細な水滴となっている状態を指すため、知覚としては同じ現象といえます。
一方、「霞」は水滴だけでなく、ちりや煙などの粒子がゆったりと見合い、視界を柔らかく覆っている状態を一般的な言葉とされている。 そのため、科学的な定義からは一見、一見「見た目の印象」として呼ばれてきたという背景がある。
同じ空に多い「雲」も、やはり水や氷のつぶでできますが、その塊が大きく、空高くまとまっていると「雲」と呼び、地表に近い位置で微妙に漂っていると「霧」や「もや」、さらに春なら「霞」と、言葉が分かれるのは続いているところです。
霞がかかった景色を眺めていると、はっきりと見えないからこそ想像が広がり、自分の内面にある思いや記憶がふと呼び覚まされることがあります。
霞始靆の頃は、まだ肌寒さを感じながらも日差しがほんのり柔らかくなり、自然界が少しずつ春への準備を自分で始める時期です。 遠くの山々や街並みが霞んで見える風景に目を留め、心を落ち着かせてみると、自分の内側にも春に向かう微かな変化が訪れていることに気づくだろう。
春の霞には、冬から抜け出るエネルギーと、暑くて暖かい季節への共存が待ち望んでいます。 なんとなく輪郭が見えないからこそ、そこには無限の可能性や神秘を感じるのかもしれません。

霞始靆のスピリチュアルな過ごし方
霞始靆のスピリチュアルな過ごし方は、雨水のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
雨水の魂と繋がるテーマは「雪解けの沸き立ち」です。

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