七十二候

葭始生(あしはじめてしょうず)の意味とスピリチュアルな過ごし方

ヨフィ

季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。

そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。

この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。

この記事では、二十四節気の「穀雨」の中でも、はじまりの七十二候にあたる
**「葭始生(あしはじめてしょうず)」**という時期についてご紹介していきます。

自然のリズムと呼応するように、水辺にすっと芽を出す“葦”の姿から、
今の私たちが受け取れるメッセージを紐解いてみましょう。

葭始生の意味とどんな時期か

葭始生の意味

葭始生は、水辺に生える葦が芽を出し始める時期を指します。

この時期には、「葭」と呼ばれる葦が新しい命を宿し、芽吹き始めます。

水辺に広がる緑の葦は、春の訪れを象徴し、自然界の生命力を感じさせる風景を作り出します。

葭始生の時期

葭始生は、二十四節気の穀雨の時期の初候、七十二候の一つで、4月20日~4月24日頃のことです。

葭始生にちなんだコラム

“考える葦”という名の魂のしなやかさ

「葭(あし)」は、川辺や湿地に生える多年草で、古くから日本人の暮らしの中にも馴染み深い植物です。
夏になると背が高く成長し、風にそよぐ姿はどこか涼やかで、
水辺の風景にやさしい揺らぎと生命の息吹を添えてくれます。

葦は、柔らかくしなやかに見えながら、実は非常に強く、
どんな環境でも生き延びる力を持っています。
その姿はまるで、人の心そのもののよう。

哲学者パスカルの言葉に、
「人間は考える葦である」という有名な一節があります。
これは、自然界の中では小さくか弱い存在であっても、
“思考する力”こそが人間の尊厳である、という意味です。

春のはじまりに芽吹く葦を見ていると、
その言葉がふと胸に浮かびます。

たとえ今、環境が揺れていても、
たとえ風に吹かれて折れそうな時があっても、
私たちは「考え」「選び」「生きる」ことができる存在。

葭始生のこの時期は、
そんな“しなやかさの中の強さ”を、自然から思い出させてもらえるときかもしれません。

葭始生のスピリチュアルな過ごし方

葭始生のスピリチュアルな過ごし方は、穀雨のスピリチュアルな過ごし方に準じます。

穀雨の魂と繋がるテーマは「最適なチューニング」です。

のスピリチュアルな過ごし方
2025年穀雨のスピリチュアルな過ごし方【最適なチューニング】
2025年穀雨のスピリチュアルな過ごし方【最適なチューニング】

編集後記:ヨフィひとこと

風にそよぐ葦の姿を見ていると、ふと、思いがめぐります。
植物たちは、ただそこにあるだけで、宇宙のリズムと呼応している。
そんな気がしてならないのです。

太陽や月の巡り、星々の配置、季節の移ろい――
どれもが大地に影響を与え、
その影響を受けて、植物たちは芽吹き、伸び、実をつけていく。

古代の人々は、それを知識ではなく“感覚”で感じ取っていたのかもしれません。
目に見えるものだけでなく、目に見えない“響き”や“気配”に耳を澄ましながら、
自然と共に生きていた時代の記憶が、今もどこかに残っている。

私たちもまた、その感性を思い出すことで、
日常の中にある“神聖”に気づけるのではないでしょうか。

……とはいえ。
実は今回、「葦って何!?」と調べるまで、
ススキとの違いもわかってませんでしたヨフィです。笑
でも、まあ“人間は考える葦”って言うし……
わからなかったことを調べた時点で、
もう立派に葦してますよね🌿👁✨笑

魂と繋がるだけ開運!魂と繋がるパワーストーン無料診断

「魂と繋がるパワーストーン無料診断」では、今のピンとくる6つの色を選ぶことで、あなたの現在の状態や基本的性格、現在の状態・課題、未来が輝くヒントを、パワーストーンのメッセージから読み解きます。

現在の悩みや未来への目標のヒントを一緒に見つけて、魂と繋がり本質的な開運を共に目指しませんか?

ABOUT ME
ヨフィ
ヨフィ
魂と繋がるパワーストーン
パワーストーンと魂と繋がることに関して探求しています。 夏至や冬至にエネルギーが変わりやすいことから、夏至や冬至について調べ始めて旧暦と開運の関係について調べたものをまとめています。 魂の感覚に目覚め、光の役目を担う人が増えるような在り方を目指しています! この記事をとおして、自然に触れることで内なる神性に触れる時間が増えるお手伝いが出来ればと思っています!
記事URLをコピーしました