熊蟄穴(くまあなにこもる)の意味とスピリチュアルな過ごし方
季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の大雪の時期の次候、七十二候(しちじゅうにこう)の熊蟄穴(くまあなにこもる※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
熊蟄穴の意味とどんな時期か
熊蟄穴の意味
熊蟄穴は、クマが冬ごもりのために穴に入っていく時期を指します。
この時期には、クマが冬を越すための準備を整え、静かな冬の眠りに入ります。自然界の動物たちが冬支度を整えるこの光景は、季節の移ろいと冬の訪れを実感させます。
熊蟄穴の時期
熊蟄穴は、二十四節気の大雪の時期の次候、七十二候の一つで、12月12日~12月16日頃のことです。
熊蟄穴にちなんだコラム
正月事始めとは
毎年12月13日は「正月事始め」とされ、この日から少しずつ正月の準備が始まります。煤払い、松迎え、餅つきなど、年神様を迎えるための準備が整えられるようです。
正月は、年神様をお祀りするための行事とされてきました。年が明けるとともに年神様が降臨し、新しい一年の幸せを授けてくださると考えられています。そして、年神様をもてなすための準備といわれているそうです。
まず、正月の準備は12月半ば頃から始められていました。 江戸時代中期まで使用されていた宣明暦では、12月13日は「鬼宿日」とされ、婚礼以外のすべてのことに吉日とされていたため、年神様を迎える準備を始めるのに最適な日として、「正月事始め」があったといわれています。
まずは煤払い
正月事始めとして最初に行われるのが「煤払い」です。 当時は行灯や囲炉裏を使っていたため、家の中は煤で汚れていました。 この煤払いこそが、昔の大掃除にあたります。
煤取節句(すすとりせっく)」とも呼ばれ、ただの掃除ではなく、一年分の汚れと厄を祓い、家を清める神事としての意味も込められています。特に大変だったのは囲炉裏の煤で、天井が黒く覆われるほどだったそうです。
この作業は、親子の大切な時間でした。
竈は、特別な存在
特に竈「かまど」の掃除は、念入りに行われていたといいます。この竈には、荒神様が宿るとされているからです。昔は、竈の煙が一戸の独立した世帯とされており、世帯数を「竈数」で分家することを、「竈分け」といわれるほど重要で特別な存在だったようです。
そんな竈に宿ると言われている荒神様は、火の神であり家の運をも司る神様であるとされ、竈周り=台所を綺麗にしておかないと家の運まで逃げてしまうといわれていました。
「正月事始め」と火伏せ祈願
煤払いを行う際、火災を防ぐための「火伏せ祈願」も行われていたといいます。囲炉裏や行灯を使う生活では火事が非常に多く、煤払いの日には必ず火伏せの祈りが捧げられました。
関西地方などでは、煤払いの前に塩やお酒を焚き火の周りに撒き、火の神様へお祈りをしていたそうです。
年神様を迎えるための松迎えと山の神
正月事始めには「松迎え」という風習も行われます。 これは、門松のために松の木を山に取りに行く行事です。 昔から山は神様のいる場所とされ、特に年末に松を採りに行く際には山の神に許可獲得の交渉が行われました。
この松をお迎えするには、「山の神が年神様になって里に降りてくる」という意味があり、松を家に持ち帰ることで年神様を迎えていました。松は木と考えられており、これによって幸運が家に宿ると信じられていたそうです。
「正月事始め」の日に若者が行った餅つき大会
地域によっては、正月事始めの日に餅つきを始めるところもあります。 餅は、年神様へのお供え物として重要なもので、鏡餅として神棚に供えられるため、丁寧に作られます。
江戸時代には、餅作りのタイミングや方法にも意味が込められており、力強く餅を作ることで、新年の仕事や家族の健康を願いました。このようにして、正月事始めは年神様を迎える準備であると同時に、コミュニティの場と考えられていました。
熊蟄穴のスピリチュアルな過ごし方
熊蟄穴のスピリチュアルな過ごし方は、大雪のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
大雪の魂と繋がるテーマは「」です。
熊蟄穴の風景
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編集後記:ヨフィひとこと
ー準備中ー
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