麦秋至(むぎのときいたる)の意味とスピリチュアルな過ごし方
季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の小満の時期の末候、七十二候(しちじゅうにこう)の麦時至(むぎのときいたる※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
麦秋至の意味とどんな時期か
麦秋至の意味
麦秋至は、麦が収穫期を迎える時期を指します。
この頃、黄金色に染まった麦畑が一面に広がり、収穫の準備が整います。
麦秋は夏の季語としても使われ、豊穣の喜びとともに夏の訪れを感じさせます。
麦秋至の時期
紅花栄は、二十四節気の小満の時期の末候、七十二候の一つで、5月31日~6月5日頃のことです。
麦秋至にちなんだコラム
初夏なのに秋?!
そんな感想の「麦秋至」でしたが、麦の収穫の時期はなんとこの初夏の今ごろなんだそうです。
麦と言ったら小麦。
今では小麦は私たちの生活に欠かせない食材ですね。
小麦は輸入がほとんどというイメージですが、
国産小麦が一番生産されているのは北海道の66万tのようです。(令和4年農林水産省調べ)
実は私は小麦畑は見たことがないので、北海道の小麦畑の写真を掲載して観光気分になろうと思います!
(十勝の小麦畑:フォトACより)
なお、「麦秋至」という呼び名は、略本歴(本暦から日常生活に必要な事項だけを抜き出して作った簡略な暦)における呼び名で、
七十二候の元となった中国の宣明暦では、「小暑至」と言われ、「ようやく暑さが加わり始める」という意味だそう。
麦秋至のスピリチュアルな過ごし方
麦秋至のスピリチュアルな過ごし方は、小満のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
小満の魂と繋がるテーマは「まっすぐに伸びる」です。
麦秋至の風景
編集後記:ヨフィひとこと
麦の秋で夏っていったいどういうこと?!と思いましたが、
麦秋至の由来を調べて納得しました!
七十二候は意外にも日本史や世界史の掘り下げにもつながりますね。
普段私は「スピリチュアル」というジャンルで発信させていただいておりますが、
そのような言葉を使わなくても先人の思想や知恵では既に語られていることがほとんどで、知らないだけといことが多いんだなと常々感じています。