蛙始鳴(かわずはじめてなく)の意味とスピリチュアルな過ごし方

季節の移ろいから感じる美しさや心の機微は、私たちの内なる神性とリンクし、魂からのメッセージを受け取りやすくしてくれます。
そして、日本の暦には「七十二候」と呼ばれる、季節の移ろいを細やかに表現する方法があります。
この暦は、一年を二十四の節気に分け、それぞれの節気をさらに三つに分けたものです。
この記事では、二十四節気の立夏の時期の初候、七十二候(しちじゅうにこう)の蛙始鳴(かわずはじめてなく※以下かな略)がどんな時期かについて触れていきます。
蛙始鳴の意味とどんな時期か
蛙始鳴の意味
蛙始鳴は、カエルが田んぼで「ケロケロ」と鳴き始める時期を指します。
この頃になると、田んぼからカエルの合唱が聞こえ始め、春の深まりを感じさせます。カエルの鳴き声は、自然の生命力が満ちている証であり、季節の移ろいを耳で感じ取ることができる時期です。
蛙始鳴の時期
蛙始鳴は、二十四節気の立夏の時期の初候、七十二候の一つで、5月6日~5月10日頃のことです。

蛙始鳴にちなんだコラム
🐸カエルの声が響きはじめるとき 〜初夏の香りと命の目覚め〜
蛙始鳴(かわずはじめてなく)は、春の余韻を残しながらも、
いよいよ夏の気配が色濃くなっていく頃。
田んぼや湿地から、冬眠を終えたカエルたちの鳴き声が聞こえはじめ、
自然界が再び活気づいていくのを感じます。
藤の花もこの時期から咲きはじめ、風に揺れる薄紫の房が、
視覚にも涼やかな印象を与えてくれます。
私は藤の花の香りが大好きで、山際に住んでいた頃、
この時期になるとふと漂うその香りに「春が過ぎたな」「初夏が来たな」と
季節の移ろいを実感していました。
木々の葉も勢いを増し、日差しの強さに初夏の兆しがにじみ始める、
そんな“静かな始まり”の季節です。

🎏端午の節句を、数日の流れで味わう
この七十二候の頃には、「端午の節句(たんごのせっく)」という行事も含まれます。
5月5日にあたるこの節目は、菖蒲湯に入ったり、柏餅をいただいたりして、
無病息災や健やかな成長を祈る、日本ならではの節目の風習です。
たとえ当日に行えなかったとしても、節句というのは“点”ではなく“流れ”。
この前後数日は、心身を整える小さな節目として、
改めて自分をいたわる時間をとってみるのも良いかもしれません。
🌱小さな“鳴き声”に気づく季節
カエルの鳴き声は、自然界にとっての“再起動の合図”のようなもの。
静かだった大地に命の声が響きはじめるように、
私たちの内側でも、何かがゆっくりと目を覚まし始める時期かもしれません。
それは、心の奥にしまいこんでいた願いや、ずっと温めていた想いかもしれません。
自然と共鳴するこの季節の中で、自分の内なる声にも、そっと耳を澄ませてみてください。
たとえそれが小さなささやきでも、きっと今のあなたに必要なサインとして響くはずです。

蛙始鳴のスピリチュアルな過ごし方
蛙始鳴のスピリチュアルな過ごし方は、立夏のスピリチュアルな過ごし方に準じます。
立夏の魂と繋がるテーマは「エネルギー高まる流れに乗る」です。

編集後記:ヨフィひとこと

立夏を迎え、自然界はすでに初夏の気配を漂わせています。
草木は青々と茂り、藤の花が揺れ、カエルの声が田んぼに響きはじめると、
「季節はちゃんと巡ってるな」と、ふと足を止めたくなる瞬間があります。
そんなことを考えていたら、ふと思い出したことがありました。
私が昔、実家で暮らしていた頃の話です。
目の前は一面の田んぼで、夜になると蛙の大合唱が響いてきて、
「これぞ田舎のBGMだな〜」なんて思っていたんですが——
ある朝、目を覚ましたら、顔に……カエルが乗っていました。
えっっっ⁉︎てなるよね?
ガチでビックリして跳ね起きたし、カエルも一緒に跳ねたし、
もう朝から“びっくり箱”みたいなスタートでした。笑
カエルは春の象徴と言うけれど、
できれば「顔の上」以外でお願いしたいです🐸✨笑

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